アニメを見ると疲れるアラフォーのための、脳のカロリーを消費しない作品選びとおすすめ5選

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金曜の夜、楽しみにしていたアニメを再生したのに、10分で目がチカチカして一時停止してしまった。

画面の中でキャラクターが大声で叫んだり、派手なバトルが始まったりすると、なんだか胃のあたりがズーンと重くなる…。

最近、アニメを見たあとにリフレッシュするどころか、ぐったりとした疲労感だけが残る。

そんな不思議なアニメ疲れに直面していませんか?

仕事や家庭で責任ある立場になり、毎日が目まぐるしく過ぎていくアラフォー世代。

そんな私たちの体や心は、自分が思っている以上にデリケートなサインを出しています。

世間ではよく体力が落ちたからだとか、オタクの熱量が冷めたサインだなどと言われがちですが、決してそんなことはありません。

あなたが趣味を嫌いになったわけでも、感性が衰えたわけでもないのです。

過剰な情報に囲まれる日々から一歩引いて、もう一度ラクな気持ちで画面に向き合う。

そのために、一切のエネルギーを消費せず、倍速にせず、ダラダラ流し見できるアニメの選び方と、大人の隠れ家のようなおすすめ5作品をご紹介します。

映像技術の進化が大人をクタクタにさせる理由

最新のアニメは、映画並みに映像が美しく、カメラワークも激しく動き、キャラクターたちのセリフの掛け合いも非常にスピーディです。

しかし、その圧倒的なクオリティの高さこそが、今の私たちを疲れさせる原因になっています。

1日の仕事を終えてボロボロになった目と耳に、目まぐるしく変わる光や大音量のBGM、そして複雑に張り巡らされた伏線が一気に押し寄せると、頭の処理能力はあっという間に限界を迎えてしまいます。

アニメを見て疲れるのは、あなたが老いたからではありません。

日中にたくさんの仕事や家事、人付き合いや手続きなど、多くのタスクをこなして疲弊した頭が、これ以上の情報を受け付けないように身を守っている、ごく自然な反応なのです。

なぜ年齢を重ねるごとに見たくても見られない状態になってしまうのか、その心理的な背景については>>こちらの記事でも詳しく解説しています。

私たちが疲れた夜に本当に求めているのは、感情を激しく揺さぶられる大作ではなく、もっとわがままに頭を空っぽにしてぼーっと眺めていられて、でもちょっと心がフフッと軽くなるものではないでしょうか。

アラフォーが疲れないための作品選び 3つの新基準

では、仕事終わりでも疲れない、情報量がちょうどいい作品とは、具体的にどう選べばいいのでしょうか。

私たちアラフォー世代が、夜の貴重なリラックスタイムを削らずに楽しめる、3つの新しい作品選びの基準をまとめました。

物語の転(事件やドロドロ)がないこと

映画やドラマ、大作アニメには、物語を盛り上げるための大事件や、ドロドロした人間関係といった山場(起承転結の転)が必ず用意されています。

しかし、心が疲れているときは、そのハラハラ感やこの後どうなっちゃうの? という緊張感そのものがストレスになり、見終わったあとの疲労感に繋がります。

選ぶべきは、大きな起伏がなく、ひたすら優しい時間が流れている作品こそが、今の私たちに必要なアニメです。

いつ見るのをやめてもいい1話完結型

続きが気になって夜更かししてしまったり、早く最新話まで追いつかなきゃと焦ったりする作品は、趣味ではなく宿題になってしまいます。

1話の中で綺麗にエピソードが完結する作品なら、キリの良いところでいつでも視聴をストップできます。

続きはまた週末でいいやと、自分の都合でいつでも再生を止められる気軽さが、見る前の心理的ハードルを劇的に下げてくれます。

大人の哀愁やリアルにクスッと共感できること

いわゆる中高生のまばゆい青春モノや、若いキャラクターたちがただ騒いでいるだけの作品だと、私たちの年齢ではどうしても一歩引いた目で見てしまい、余計に冷めてしまうことがあります。

私たちがじっくり味わうなら、キャラクターたちの日常の端々に仕事の愚痴や、生活のリアル、長年連れ添ったからこその信頼といった、大人のエッセンスが隠れている作品がベストです。

あぁ、これ分かるなとクスッと笑える親近感があれば、置いてけぼり感を覚えることなく、作品の世界に優しく溶け込めます。

疲れた夜に倍速せず流し見したい、アラフォー向けおすすめ5選

この条件を完璧に満たし、かつアラフォーの疲れた心にじんわり染みる5つの作品を厳選しました。

どれも長すぎないけど、見ごたえがありつつ、どこから観ても、いつ寝落ちしてもいい安心のラインナップです。

カタログを眺めるように、気楽な気持ちでチェックしてみてください。

居酒屋のあのホッとする空気感『異世界居酒屋「のぶ」』

日本の寂れた商店街にある居酒屋「のぶ」の正面入り口が、なぜか中世ヨーロッパ風の異世界にある古都「アイテーリア」と繋がってしまいます。

店を切り盛りするのは、料理人の大将と、看板娘のしのぶ

最初は見慣れない日本の料理に戸惑う異世界の住民たち(兵士、貴族、職人など)ですが、「トリアエズナマ(冷えた生ビール)」の喉越しや、唐揚げ、おでんといった美味しくて温かい庶民の味に、またたく間に胃袋を掴まれていきます。

どこか冷え切った事情や悩みを抱える異世界の常連客たちが、温かい料理とお酒を通して心がほどけていく、「食」をテーマにした心温まる異世界グルメ日常劇です。

クタクタOLの心を救う疑似家族『小林さんちのメイドラゴン』

ちょっとお疲れ気味の独り身OL・小林さんのもとに、ひょんなことからドラゴンの女の子が転がり込んできて一緒に暮らすホームコメディ。

主人公の小林さんの、ドライだけど芯がある大人のキャラクターが、同世代としてめちゃくちゃリアルです。

ギックリ腰に怯えたり、仕事の愚痴を言い合ったりする、くすっと笑える日常がベースになっています。

物語の後半にはドラゴンらしい大迫力のバトル展開もありますが、根底にあるのはお互いを家族のように思いやる温かい関係。

画面を眺めているうちに、日常でトゲトゲした心がまあるく解きほぐされていきます。

長年連れ添った夫婦の深い絆『じいさんばあさん若返る』

青森のりんご農家を営む仲良し老夫婦が、ある日突然、体だけ20代の若者に若返ってしまうコメディ。

見た目は美男美女になっても、中身はおじいちゃんとおばあちゃんのまま。

お互いをリスペクトし合う夫婦の深い愛や、子供・孫を温かく見守る目線に、大人だからこそ「いいなぁ……」と深く癒やされます。

1話の中にクスッと笑える短いエピソードがぎゅっと詰まった構成なので、途中でダレることなく、いつでも心地よく眺められますよ。

ほどよいお仕事感とスローライフ『新米錬金術師の店舗経営』

孤児院育ちの女の子が国家資格を取り、田舎のボロ店舗を引き継いでお店を切り盛りしていくハートフルファンタジー。

この作品の素晴らしいところは、最初の1話、2話が非常にテンポよく進み、頭を使わずすんなりと物語の世界へ入れる点です。

一度作品の空気感に馴染んでしまえば、その後の続きを観るハードルは一気に下がります。

物語の中盤からは、素材の仕入れやポーションの製造といった地道なお仕事パートに加え、悪徳商人による嫌がらせや法的・経済的な罠といったトラブルも発生します。

ですが、こうした大人の社会のリアルな駆け引きは、アラフォー世代にとってはただ敵を倒すだけのバトルよりも、むしろ見ごたえがあって面白く感じられるはず。

主人公が知恵と技術でトラブルをスカッと解決していく爽快感もあり、あくせく働く毎日に心地よい刺激と癒やしをくれる一編です。

京都の美しい四季と普通のごはん『舞妓さんちのまかないさん』

京都の花街を舞台に、まかない担当の少女が、明日のスターを目指す舞妓さんたちのために毎日温かい家庭料理を作る優しい日常アニメです。

この作品の最大の魅力は、基本的に1話が「約9分(配信サービスによっては2話セットで18分)」という、圧倒的な短さと手軽さにあります。

疲れて帰ってきた夜でも、10分弱ならスマホを置いてぼーっと眺めるのにちょうどいいボリュームです。

登場するのも、特別な高級料理ではなく、唐揚げやカレー、プリンといった、どこかホッとする普通のごはんばかり。

京都の美しい景色や、登場人物たちの穏やかな京都弁を等倍でなんとなく流しているだけで、せかせかした日常を忘れられる大人の隠れ家のような作品です。

スマホを置いて、アニメをただの背景にする贅沢

これらのアニメを観るときは、ぜひスマホを裏返して、少し遠くに置いてみてください。

話題についていくために早く観なきゃ、時間がないから倍速でチェックしようというせかせかした消費スタイルは、私たちの生活と心をどんどん窮屈にしていきます。

感情を置き去りにしてまで、義務感でエンタメを消化する必要はありません。

最新アニメを追うのがしんどいのに倍速で観てしまう…という義務感から抜け出すヒントは、>>こちらの記事でも紹介しています。

もし、どうしても画面をじっと見るエネルギーすら残っていないときは、部屋の電気を消して、間接照明やテレビの明かりだけで音を聴くというのもおすすめです。

画面を直視せず、キャラクターたちの楽しそうな声を心地よいBGMとして部屋に流しておく。

それって、ものすごく贅沢な時間の余白だと思いませんか?

よく集中して見られないならオタク失格だなんて極論を言う人もいますが、そんな決まりはどこにもありません。

情報の濁流から一歩引いて、ゆったりとした時間の流れを部屋に取り戻す。

これこそが、大人が一番癒やされるエンタメとの付き合い方です。

【おわりに】がんばりすぎな自分に、優しい時間を

流行りのアニメを追えなくなったり、新しい作品にのめり込めなくなったりすると、自分の感性が錆びついてしまったのかなと寂しくなるかもしれません。

でも、それは違います。

目の前の仕事や生活を必死にこなしてきた結果、あなたの心がこれ以上複雑な情報を処理できない! とSOSを出しているだけ。

趣味を嫌いになったわけでも、老いぼれたわけでもなく、毎日を一生懸命がんばっている健全な証拠なのです。

アニメを見ると疲れるな、と感じる夜は、無理に最新作の再生ボタンを押す必要はありません。

スマホの画面を閉じて、今回ご紹介したような、優しくて穏やかな世界に部屋の空気を委ねてみてください。

そうして少しずつ心に余白が戻ってきたら、いつかまた、普通のスピードで物語の世界にどっぷり浸かる贅沢な時間が自然と戻ってきますよ。

この記事を書いた人
はろぱん

1987年(昭和62年)生まれです。
在宅で仕事をするようになり、時間を自由に使えることができるようになりました。ですが息抜きのつもりのスマホ(SNS)で毎日何時間も無駄に消費してしまいました…毎日が眼精疲労で、何の収穫もない。
そんな日々を断ち切るため、このサイト、「脱!倍速人生」を運営しています。

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