昔はあんなにアニメが大好きだったのに、最近は新しい作品の再生ボタンを押すこと自体が、なんだかきつい、めんどくさいって感じること、ありませんか?
もしかして、同じように感じているのは自分だけなのかなって不安になりますよね。
でも、安心してください。
同じように「アニメを見るのがきつい」と感じている同世代の仲間は、今ものすごく増えています。
みんなが面白いって言ってるから、一応観ておかなきゃ。
時間がもったいないから、1.25倍速でサクッと消化しよう…。
もしそんな風に、義務感や焦りを感じながらアニメを観ているなら、一度画面を閉じて、ちょっとだけ肩の力を抜いてみませんか。
もうアニメを楽しめないのかなと落ち込む必要は、まったくありません。
オタクを引退しなきゃいけないわけでも、あなたがつまらない大人になってしまったわけでもないんです。
ただ、毎日いろんなことを効率よくこなさなきゃというスピード感に、心と体がすっかり疲れ切ってしまっているだけなんですよ。
なぜつまらないじゃなくてきつい(しんどい)のか?
よく体力が落ちたからとか、歳をとったからなんて言われたりもしますよね。
でも、本当にそうでしょうか?
観ること自体がきつい、しんどいと感じる理由は、あなたの年齢のせいではなく、もっとシンプルです。
一言でいうと、趣味のはずのアニメが、無意識のうちに「やらなきゃいけない仕事」になっているからだと思います。
私たちは普段、仕事でも家事でも効率のよさを求められていますよね。
スマホを開けば短い動画やまとめ記事ばかりで、常に「時間をかけずに中身だけ知りたい」というクセがついています。
そのクセが、気がつけばアニメにまで向いてしまっていませんか?
- 今流行っているこの作品は、一応チェックしておかないと。
- 周りの話題についていくために、早く最新話まで観なきゃ。
こう思った時点で、アニメは楽しい娯楽ではなく、こなさなきゃいけない宿題に変わってしまいます。
最近のアニメは展開が早くて設定も複雑です。
1日中働いてクタクタに疲れているところに、さらに新しい宿題をドサッと積まれるようなものですから、「もうこれ以上は無理!」と心が拒絶してしまう。
これが、きついと感じる本当の理由です。
倍速にしてまで観るくらいなら、いっそ観なくていい
世間ではタイパ(タイムパフォーマンス)重視で倍速視聴がおすすめ!なんてよく言われますよね。
時間がないから1.25倍速や1.5倍速で観ているという方も多いと思います。
でも、倍速にしないと観られないようなアニメなら、今すぐ観るのをやめて大丈夫です。
アニメって、キャラクターのセリフだけじゃなく、独特の間やテンポ、綺麗な背景、音楽のタイミング、そして誰も喋らない沈黙の一瞬も含めて作品ですよね。
それを早送りしてあらすじやストーリーの結末だけを詰め込むのって、サプリメントの錠剤だけで食事を済ませるようなものです。
栄養は取れても、全然美味しくないし、心も満足しないですよね。
感情を置き去りにしてまで見る必要はないです。
倍速じゃないとしんどくて観られないということは、今の自分には、通常のスピードでゆっくりお話を味わう余裕がないということです。
そんなときは無理をせず、今の流行りから一歩引いて、自分のペースを大切にしませんか。
オタクの罪悪感を捨てるための3つのゆるいルール
置いていかれているような寂しさを覚えることもあるかもしれません。
でも、観られない自分を責めるのをやめて、もっとラクに趣味と付き合うためのルールを提案します。
「今期」のトレンドを追うのをやめてみる
世間でメガヒットしている話題作や、おすすめアニメランキングをチェックするのを、一度やめてみてください。
スマホを開いたときに何となく目に入ってくる、
「今期これが面白い!」
「これを観てないなんて損してる」
というネットの空気感をシャットアウトするだけで、びっくりするくらい心が軽くなります。
マイリストに溜まったアニメを放置する
アマプラやNetflixのマイリストに未視聴のアニメがどんどん溜まっていくと、観なきゃいけないのに…と罪悪感を覚えますよね。
「せっかく毎月お金を払っているんだから観ないと損する」なんて思わなくて大丈夫です。
サブスクは、観るためだけにあるのではありません。
「いつでも観られる安心感」を買っているだけです。
いつか元気なときに観るかもしれないオモチャくらいに思って、ただ溜めておけばオッケーです。
観るなら1話の半分で止めてもいい
25分間、じっとテレビや画面の前に縛られること自体、疲れているときはしんどいものです。
今日は前半の10分だけ観て、残りはまた明日。
そんなブツ切りでのんびり観る自分を許してあげてください。
映画館じゃないんですから、いつ止めたってあなたの自由です。
もし、「最新アニメを追うのはきついけど、お休みの日に頭を空っぽにして、等倍でダラダラ流し見できるような作品が知りたいな」というときは、>>こちらの記事も参考にしてみてください。
私たちがリアルタイムで熱狂した、実家のような安心感のある名作たちを紹介しています。
私たちが本当に求めているのはあの頃のゆったりした時間
私たちが昔のアニメは面白かったな、昔はもっと熱中できたのになと懐かしくなるのは、作品そのものだけが理由ではない気がします。
スマホも倍速視聴もなくて、ただテレビの前で、来週の放送をワクワクしながら待っていた、あの頃ののんびりした時間の流れ。
本当に恋しいのは、あの穏やかな時間そのものではないでしょうか。
アニメを見るのがきついと感じるのは、あなたの感性が枯れてしまったからではありません。
むしろ、作品の「間」や「空気感」を倍速にせず、きちんと味わいたいという、純粋なアニメ愛があなたの中に残っているからこそ、今のせかせかした消費スタイルに違和感を覚えているんです。
大好きな趣味を雑に扱いたくないという、素敵なこだわりなんですよ。
アニメを見るのがきついと感じる夜は、あなた自身がせかせかした毎日に疲れちゃったというサインです。
そんなときは、アニメの再生ボタンを押すのも、スマホをダラダラ見るのもやめて、部屋を暗くしてぼーっとする時間を自分にあげてください。
新しい情報を追いかけるのをやめて、心と体をしっかり休ませる。
そうして余裕が戻ってきたら、いつかまた、普通のスピードでアニメの世界にどっぷり浸かって、「あぁ、面白いな」と思える贅沢な時間が自然と戻ってきますよ。



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